2018年4月14日土曜日

育児と親の仕事の関係

育児では人生の選択を迫られる。特に母親の方がそうではないかと思う。

昨今では女性もフルタイムで働いていることも珍しくない。就労率をみても、昔言われていた女性のM字カーブがなくなってきているそうである。

M字カーブとは何かと言うと、一昔前は30代から40代前半にかけて結婚、出産にともなって女性が退職し、10年くらいして育児がひと段落すると働き出すため、30代から40代前半の就労率が低いことを指す。

女性の社会進出が促進されているといえば、聞こえがいいが、私のような就職氷河期世代(現在38歳)から言わせれば、単に共働きをしないと生活が苦しいだけである。もちろん、仕事が楽しい場合もあるだろうが、女性も働かなければ成り立たない場合も少なくない。

出産によって、産休、育休を取得するが、その後、フルタイムで仕事に戻るか、少し勤務時間を減らした仕事にするか、しばらく専業主婦になるかなど、女性は考えることになるだろう。

男性だった当然変化するが、やはり男性の方がフルタイムで仕事をする割合が多い。昨今では男性の専業主夫も登場しているので、時代は変わってきているが、女性が男性の仕事に合わせるケースの方が多いように見える。

育児のブログなので、親の仕事についても考察していきたいと思う。

ただし、どうも男女の権利の話になると議論が加熱しすぎることがある気がする。「私はこんなに苦労している!」「女性は不利だ!」「いやいや、昨今は男性の方が差別されている!」など、不満と権利の主張ばかりで噛み合わないことも多い。

このブログでは、一般社会の男女平等・男女同権といった壮大なテーマは扱うつもりはない。現実に即して、どのように対処していったかを語ろうと思う。いろんなご家庭があると思うので、「うちは違う」というケースもあるだろうが、それは当然である。職業によっても最善の方法は異なるだろう。筆者は大学教員、少し前までは研究所の研究職だったので、少し特殊であると思う。そんな立場から一例を紹介できれば幸いである。


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